カナダ プログレ

CAPHARNAUM


・LE SOLEIL EST UNE BOMBE ATOMIQUE (2007)

1曲目筆頭にとびきり爽やかでポップなメロディ炸裂のギターインスト系アルバムです。吹き抜けていく清涼な風ってイメージ。8曲目みたいにそこそこヘヴィに弾きまくる曲もあるものの、やはりキラキラした音色が中心。正直特別興味のある音楽性でもないんだけど、聴いていていい気分な作品ですねぇ。


(2012.10.18.Thursday)

INDOOR VOICES


・NEVERS (2011)

Jonathan Relphなる人物のプロジェクト。この人は以前はJUNETILEというプロジェクトもやっていたらしい。
さして展開のない淡々とした音楽だけど、どこか人工的なホーリーさを放出する音。地味だけど音自体は仰々しくもある、みたいな。ポストロック? シューゲイザー? そんな風に呼ばれる音らしいです。ヴォーカルは今にも消え入りそうってくらい弱々しい。でも曲調は暗くなくて、死にそうだけど明るく振舞ううつ病寸前みたいなイメージで結構沁みるな。きっと大丈夫、希望はある、そんな気持ちになってしまう。アンビエントで思索耽るような曲も良い。沁みる。


(2018.10.30.Tuesday)

JELLY FICHE


・TOUT CE QUE J'AI REVE (2008)

モントリオールのバンド。
なかなかイケメン声なフランス語Vo、叙情的なフルート、微睡む幻想性と爽やかさの同居といった私の大好きな音楽性。優しいギターも涙なくして聴けません。じわじわ盛り上げてさぁここらでシンセソロでも来るか?ってとこでちとショボイ音のサックスが響いてズッコケたりするのも魅力……なんて、思いっきり好意的に捉えちゃってますね笑。


(2013.05.21.Tuesday)

MAHL DYNASTY


・BORDERLINE (1991)

NATHAN MAHLや一時期CAMELにも参加していたGuy LeBlancのプロジェクトというかソロアルバムというか。
ドラム以外の参加ミュージシャンのクレジットが無いため、殆んどGuy一人で作られた作品と思われる。全15曲と曲数が多いにも関わらず多くの曲がファンキーなジャズといった感じでノリノリで聴いてて楽しい……が、すぐ飽きるなってトコロ。しっとり系の 「The Beach At Midnight」 がノーテンキなアルバムの中で唯一輝いている気がする。


(2016.02.11.Thursday)

MANEIGE


・LES PORCHES (1975)

ケベックのバンド。邦題は『寺院の門』
1曲目の「Les Porches De Notre-Dame」がイイ。冒頭からかなりの時間、ロックらしからぬクラシカルなアコースティックサウンドが続く。しかもフルート中心で気品を感じさせる美しさにウットリ。でも終盤は美しいままにロックらしく激しくなっていきます。僅かながら登場するVoのシワガレ具合がまたドラマ性を演出しているようで悪くなかったり。これぞプログレな名曲! 他の曲はサックスなんかが鳴ってるジャズ・ロックが主体なんだけど、曲の途中でどこか狂気じみた美しさを出したりと耳を離せない。シンフォ・ジャズ・ロックの名盤!


(2012.12.10.Monday)

PANGLOSS


・JOE BARR (2002)

94年結成の5人組バンド。タイトルにもなっているJoe Barrなるミュージシャンに関するコンセプト作らしい。不気味さ、シリアスさもあるけど、あくまで喜劇っぽいコミカルなところが多い。そこにフランス語で大仰に歌うVoが乗るのでANGEみたいと思ったりする。まぁ、これといった個性とかは無いけど、悪くないですねー。ゲストの女性Voが歌い、フルート風のKeyがやすらぎと不穏な空気両方を醸す5曲目「En Descendant La Cote Vertu」、儀式的な妖しさが顔を出す7曲目「Melanie Et L'Avanie」が特に好きかな。


(2012.12.10.Monday)


ProgPsycheLove … since 2012
inserted by FC2 system